ひよんな事から、インターネットでこの映画の評価がとてつもなく高いのに気づき勇んで観賞しました。
(というか、大多数の方の評価が五つ星の最高評価 ! )
ハテ? 1995年の公開当時、話題になったのでしょうか?
知りませんでしたね。記憶にアルようなナイような?
もっとも話題になった映画がイイ映画とは全然言えませんがね...。
TVでもやったらしいですが、すっかり見逃していましたね。
つまるところ"希望"という言葉の定義づけあるいは相反する解釈の追求がテーマでしょうか?
舞台が刑務所ということで、どんよりドロドロ曇り空から土砂降りの雨模様の物憂い展開に内心勘弁して欲しいよと思いましたが、アレアレと惹き込まれていきました。確かにご都合主義的な展開が存在しないわけでもないですが、ノンフィクションではないのですから、それをとやかく言う部分ではないでしょう。
原題は"SHAWSSHANK REDEMPTION"、日本語では直訳では"ショーシャンク(刑務所)償却"となりますがこれでは映画を観るまで理解し得ませんね。観た後なら、なるほどと頷く事ができますけれど。
今までモーガン・フリーマンという役者はどこが良いのか重宝がられる理由がさっぱり分かりませんでした。
しかしながら、この映画での存在感は素晴らしかった。
彼の名を上げたのはこの映画だったのでしょうか?
オスカー等受賞できるとしたらこの映画であるべきではなかったでしょうか?
(あまり、ミリオンダラー・ベイビーでは淡々とし過ぎていて印象に強く残りませんでした。)
主役のティム・ロビンスの演技もなかなかたいしたものです。
入所時の弱く怯えていたような印象から、図太く逞しく?変貌を遂げていくのは、複雑ではありますが、ある種痛快です。
いかにも、いかにもといった演技も随所見られますが、実在した人物を演じているワケでもないでしょうし...。
監督は、「ザ・フライ2」の監督だったそうですが、まったくティストが違いましたね。この監督が「ザ・フライ2」を製作する必要性は殊更なかったのではないでしょうか?
この映画の設定上、まっさきに「グリーンマイル」を思い浮かべますが、驚く事にこちらも同じフランク・ダラボン監督製作でスティーブン・キングの原作も同じとか。しかしながら、語るに値するのはこの「ショーシャンクの空に」でしょうね。
イイ映画です!!
1年に一度とは言い切れませんが、2年に一度程は観賞しても無駄な時間ではないなと思えました。
ラストシーンの鮮やかさには、私もヤラレました。
友人同士が歳月を経て再会を叶えた時、笑顔以外のなにが必要なのかと確かに素直に納得させられます。
久々、感慨深い心に残る映画を観たと感じ得られました。
一度は観る事は、有意義で意味深いものになると思います。
是非、私のように見逃していましたら観賞をお勧め出来ますね。