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STAR WARS 6--- RETURN OF THE JEDI

どういえば、いいんでしょうか?

 

シリーズ中、最も子供寄りのスターウォーズとでもいえば、いいんでしょうか?なにか、まともに観ているのが、楽ではないですね。演出に、稚拙さを感じます。演出の良し悪しは、QUALITYに直結していますね。

 

本当の意味での完結編としては、これはないだろうと。本来であったら、この後2話続く予定でしたので、このシリーズの納得できるフィナーレを期待していたのですが、ルーカス監督自身としては、スターウォーズをスターウォーズ3で終わらせると言及した以上、この映画以降ができないとするならば、例えば、フランス料理のフルコースの最後のデザートに、お茶漬けがでてきてしまった様な、あっと驚く妙なギャップを感じてしまいます。

 

イウォーク族が悪いわけでは、ないでしょう。(当惑はしましたが、なかなか、チャーミングです。)何か、弱腰なダース・ベーダーが気にはなります。(風邪でもひいているのでしょうか?調子が悪そうに見えます。)皇帝のダークサイドの神髄たるフォースの力不足も気になりました。(全力でこんな程度なのかと。)最後のデス・スター突入シーンにも、全く興奮できません。(STAR WARS4の焼き直し以下としか見えません。)

 

カメラワークの平板さも気になります。(奥行きのない工夫もない2次元的な撮影が多いのが、なんとも。)

監督が何をやってきた人なのかよくわかりません。なに故、この大作を任されたのでしょうか?(結果がでていれば、気にならない話なのですが。)

 

唯一、お気に入りはスピーダー・バイクとスカウト・トルーパーの存在でしょうか?ルーク、レイア達とスカウト・トルーパーとの森でのスピード感ある追跡シーンは、この映画のハイライトでしょう!なにか本作のみの限定といった感じで、(う~ん、限定には弱いですね。)ポイントを与える場面でしょう!

 

だから、星2つです。(TBS TVのチューボーですよ!みたいになってしまいました。)

 

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1981年度作品      ★★ [最高は五つ]

監督 RICHARD MARQUAND  配給 20世紀FOX