
この映画で、STAR WARSは、B級映画になったと痛感しましたね。
この映画そのもののリズムがよくないですね。見所が少ないのもマイナスですし、演出も安易さが目立ちますね。
往年のルーカス監督のキレではないですね。ユーモアも素直に笑えないものばかり。
惑星カミーノは、雨ばかり、オビ=ワンとジャンゴ・フェットの格闘及び宇宙での追跡劇もいまひとつ。
タイ・ファイターとミレニアム・ファルコンのそれより、何かTVゲームを見ている様で、ぱっとしません。
CGの充実度とは裏腹にバーチャルなものには、つくづく、実体のないことを思い知らされますね。
(模型派の偏見もある事は認めますが。)
惑星ジオノーシスのやりとりも、どこか場当たり的な仕上がりでR2-D2が空飛んじゃうのもマズイでしょう。
コロシアムの場面でも、ぬるい画面からでは、危機感というものを感じる事が出来ません。
結局、ご都合主義の何でもありになってしまっていますね。クローントルーパーが登場して、やっとこというところですか?
脚本段階で焦点が絞り込めていなかったのを露呈してしまった展開でしたね。
唯一、ジャンゴ・フェットとボバ・フェットのファンは喜べるかもしれないですけれどね。
DVDも、殆ど見ませんですしね。ネガティヴな事しか書けないのも残念です。
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2002年度作品 ★★ [最高は★五つ]
監督 GEORGE LUCAS 配給 20世紀FOX